東京向島の三囲神社(みめぐりじんじゃ)其角(きかく)の雨乞いの話

関東

東京向島の三囲神社(みめぐりじんじゃ)其角(きかく)の雨乞いの話

上の画像は1853年、歌川国貞画。
背景に三囲神社の鳥居が描かれています。

東京、三囲神社(みめぐりじんじゃ)の雨乞いの話

東京都墨田区向島にある神社の三囲神社(みめぐりじんじゃ)は、創立年代は不詳ですが、社殿に架かる白狐の絵馬が歴史を物語っているようです。


近江国三井寺の僧源慶が当地に遍歴して来た時、小さな祠のいわれを聞き、社壇の改築をしようと掘ったところ、壺が出土した。その中に、右手に宝珠を、左手にイネを持ち、白狐に跨った老爺の神像があった。このとき、白狐がどこからともなく現れ、その神像の回りを3回回って死んだ。三囲の名称はここに由来するという。

出典 http://ja.wikipedia.org

どういうことかと言いますと、神の使いの白狐が三回ご神体をめぐって消えたという伝承です。

三囲神社(みめぐりじんじゃ)の雨乞いの話

雨乞いの話というのはどこにでもあるのですが、むかし、むかしは雨が降らないと作物も育たなくて困ったので神様にお願いをしていました。


元禄六年(1693年)の話です。
松尾芭蕉の門に入り、俳諧を学んだ宝井其角(たからいきかく)は隅田川に船遊びに行きました。
芭蕉とは違い、遊ぶのが好きだったようです。

そこで百姓の一団が走っていくのを見かけました。その百姓の一団は日照りが続き悩んでいたので、三囲神社に行って雨乞いの祈願を行うといいます。

其角は百姓たちにせがまれ、雨乞いの句を詠むことにしました。
一心に神を念じて、


遊(ゆ)ふた地や 田をみめぐりの 神ならば



という句を作り、神前に短冊を納めました。

この句の意味は、「遊(ゆ)ふた地」とは「夕立」のことで、「田をみめぐり」は「田を見巡り」とか「田を御(み)恵む」ということです。


この句の頭をとると、「ゆ・た・か」となります。

「豊作」を祈願しているのです。



其角が豊作を祈願した日はなにも起こらなかったそうですが、翌日には豪雨が降り、この話は江戸中に広まったとのことです。

三囲神社 押上 东京 / Mimeguri Shrine Oshiage Tokyo / 오시아 게 도쿄(外部メディアYouTubeより)

境内には多くの句碑があり、雨乞いの句が刻まれた句碑もあるとのこと。

神社仏閣参拝写真(外部メディアTwitterより)

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